今人気のシナモンとは

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今人気のシナモンとは

シナモンとは

シナモンは肉桂・桂皮とも呼ばれ、
漢方に用いられたり、スパイスやお菓子作り、アロマオイルにもよく使われています。

 

 

シナモンは英語でCinnamon、漢字で書くときは桂皮(けいひ)とよみます。

 

 

漢字で桂皮と書く場合は、主に生薬や漢方として用いられるときです。

 

 

シナモンはクスノキ科の常緑樹、日桂(ニッケイ)の樹皮で、
幹や枝の樹皮を細長い形状にはぎ取り、
コルク層を除去したものがシナモンとして利用されます。

 

 

シナモンは、世界最古のスパイスと言われ、
香辛料として使うだけでなく観葉植物として活用されることもあります。

 

 

また、紀元前4000年頃には、
エジプトでミイラの防腐剤として使われたといわれています。

 

 

シナモンの原産地はインド、マレーシア、
スリランカなどの熱帯各地で幅広く栽培されています。

 

 

シナモンは、別名ニッキと呼ばれることがありますが、
実は、シナモンもニッキも同じ日桂です。

 

 

そのため、香りは同じような甘くスパイシーな印象ですが、
シナモンはスリランカ産でニッキは日本産という違いがあります。

 

 

しかし、シナモンとニッキには明確な違いがあります。

 

 

それは、含まれている成分が違うのです。

 

 

オイゲノールという成分何ですが、これはシナモンにしか含まれません。

 

 

これは、シナモン特有の風味に関係しているため、
ニッキはシナモンと比べると、風味は甘みのあるまろやかな印象になっているのです。

 

 

ちなみにシナモンの独特の甘いようなスパイシーな香りは、
ニッケイ属樹木の樹皮から得られる芳香族アルデヒドの一つのシンナムアルデヒド、
精油に含まれているオイゲノール、有機化合物の一種であるサフロールなどの影響です。

 

 

シナモンの種類

シナモンには、大きく分けてセイロンシナモン、カシア、ニッキなどの種類がありますが、
一般的な意味でシナモンといえば、セイロンシナモンのことをいいます。

 

 

しかし、現在では、カシアと呼ばれるベトナム産の種類のシナモンも多く利用されてます。

 

 

シナモンは独特の芳香が特徴的で、甘みと辛みが混じったような独特の風味を持ちます。

 

 

その風味から、いろんな料理に合うためシナモンはスパイスの王様として有名です。

 

セイロンシナモン

スリランカのセイロン原産のシナモンで、
色合いも薄茶色で、上品で繊細な香りが特徴です。

 

カシアシナモンほどスパイシーではないので、幅広くどんなものにでも合うということですね。

 

主にアップルパイ、パン、クッキー、ジャムなどの菓子類や、
紅茶、コーヒーなどのドリンク類の香りづけによく使われます。

 

また、肉との相性も良いため、豚の角煮や鶏の煮込み、ひき肉料理などにも合います。

 

 

カシア

カシアは、インド北部やミャンマーが原産で、現在では主にベトナムや中国が産地です。

 

カシアは、セイロンシナモンに比べ赤褐色が強く、
香りもセイロンシナモンより強く、苦味がかった渋みもあります。

 

カシアは、中国料理に欠かせないスパイスで
主に肉の下味やマリネなどによく利用されているようです。

 

インドではカレーやピラフに、ドイツや旧ソ連ではチョコレートのフレーバー、
また、リンゴのコンポートのようなフルーツを煮た料理の味付けなどにもよく使われます。

 

 

ニッキ

ニッキは日本産の肉桂の根っこから採取されるものです。

 

ニッキは、セイロンシナモンに比べると香りの甘さの芳香が弱めです。

 

味に関しては、ニッキのほうがセイロンシナモンに比べてスパイシーです。

 

主に、京都のお土産で有名な八橋やのど飴、漢方などに多く利用されています。

 

シナモンの種類はどれくらいある?

 

 

シナモンの栄養分

シナモンは、100gあたり364kcalほどあります。

 

シナモンには、ミネラル成分とビタミン群が豊富で、
ビタミンB1とB2、カルシウム、マグネシウム、鉄、
ナイアシン、カリウム、亜鉛などが含まれています。

 

また、これらの栄養素以外にも、毛細血管の老化防止に効果のある
芳香族アルデヒドの一つのシンナムアルデヒド、精油に含まれているオイゲノール、
有機化合物の一種であるサフロールなどが含まれています。

 

シナモンのすごい栄養成分

 

シナモンと漢方

また、シナモンの歴史は古く、正倉院には乾燥シナモンが保存されており、
すでに奈良時代には日本でもシナモンが使われていました。

 

 

この頃は、スパイスというよりも生薬や漢方という意味合いで使われていました。

 

 

薬用としてのシナモンは、消化促進作用、抗菌作用、発汗作用、
健胃作用、血行を改善して冷え性や肩こりを解消する効果があります。

 

 

最近ではシナモンには、血糖値や中性脂肪、
コレステロール値の安定化など、新たな効果・効能が注目されています。

 

シナモンで血糖値と糖尿病を予防シナモンでコレステロールを予防、改善

 

また、シナモンの効果・効能には、毛細血管の保護にも役立つ働きがあり、
毛細血管の減少によるしみ、シワ、たるみの解消にも期待されています。

 

シナモンと毛細血管

 

シナモンは料理との相性もバッチリ

シナモンは甘いものと相性がよく、スイーツに利用すると、
より一層甘みが強まるという相乗効果があります。

 

 

そのため、アップルパイを始め、ケーキやドーナッツなどに用いると、
さらに美味しさを倍増ることから、スイーツとシナモンは相性がよいのです。

 

 

また、シナモンはフルーツとも相性が良く、
リンゴやピーチ、洋ナシなどのコンポートにもぴったりです。

 

 

さらに、シナモンは紅茶やコーヒーとも相性がよく、
シナモンシュガーを利用して、シナモンの風味をつける方法もあります。

 

最高に美味しいシナモンドリンクレシピ

 

これらの料理などに利用されるシナモンは、主にセイロンシナモンが利用されます。

 

 

カレーやピラフ、炒めものなどの料理にはカシアシナモンがよく利用されます。

 

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